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平成19年度公募概要 (公募は終了しました)

特定領域研究「生体分子群のデジタル精密計測に基づいた細胞機能解析:ライフサーベイヤをめざして」

領域略称名:ライフサーベイヤ 
領域番号 :445

研究期間 :平成17年度〜平成20年度

領域代表者:神原秀記 
所属機関 :東京農工大学・大学院工学教育部・連携大学院教授、株式会社日立製作所・フェロー

本領域では生命をシステムとして理解し、活用する上で必要となる種々技術及びツールの開発、及びその基礎となる研究を展開する。システムの最小単位である1細胞に注目し、そこに含まれる種々分子をデジタル計測する技術、分子の相互作用をモニターする技術、種々分子プローブおよび関連材料の研究、細胞間相互作用、情報交換の計測技術など生命を統合的に理解する上で必要な技術の開発を目指す。

このため、次の研究項目について、「計画研究」により重点的に研究を推進するとともに、これらに関連する一人又は少数の研究者による2年間の研究を公募する。1年間の研究は応募の対象としない。公募研究の単年度当たりの応募額は300万円を上限とする。採択目安件数は、概ね48件程度を予定している。

                                              (平成18年度公募研究  平均配分額 2,320千円  最高配分額 4,300千円)

< 研究項目 >

A01 生体シグナル解析用分子材料群の創製 細胞の状態を左右する多様な物質などを認識・センシングできる機能分子の創成及び細胞環境を制御できるバイオ機能材料の開発などを目指す。
A02 細胞内生体分子群の動態シグナルの解析 1細胞に含まれる蛋白質及び代謝物が時間的・空間的に変化する動態を網羅的に定量解析する技術開発を目指す。そのために、細胞内反応や分子変化の定量的モニタリング、細胞内分子の定量的抽出と標的サンプルの定量分析新技術開発とその1細胞への研究展開を目指す。
A03 細胞間ネットワークシグナルの解析 細胞間ネットワーク(生体防御、脳神経、臓器機能など)を理解するために細胞の発する信号(電気信号、分子信号など)を統合的に捉える技術開発を行い、細胞内と細胞間情報との関連の解明にせまる。
A04 ライフサーベイヤをめざしたデジタル精密計測技術の開発 1つの細胞の中に含まれる全てのmRNAの種類をカウンティングする技術の開発をめざす。この実現にはナノテクノロジー、高分子材料、自己組織化材料、表面改質技術、従来にない高度なプロテオームやメタボローム(ポストゲノム)解析手法の開拓、非侵襲プローブの開発など幅広い分野の協力が必要である。

< キーワード >

分子プローブ 特定の生体機能物質の濃度、局在などを検出しセンシングできる分子性物質
時空間動態解析 蛋白質や代謝産物の経時的かつ細胞内局在変化の定量的解析
細胞間情報ネットワーク解析 神経細胞ネットワークなどの機能的細胞集団における細胞間コミュニケーションの定量的解析
デジタル精密計測 ターゲット分子の定量カウンティング