■ プログラムは難しくない。
難しくてわからないというのは大きな間違い。
- プログラムは所詮、人間が作った決め事(ルール)に過ぎません。物理の問題(自然の法則、神が創ったルール)を解くのに比べて何万倍もやさしい問題です。
■ 面倒くさがりは駄目
- 世の中が高度になるにつれて、面倒くさいことを嫌う人が生きていくのが難しくなっています。面倒くさいことをやるぐらいなら、死んだほうがましだ、あるいはホームレスになったほうがましだと言う人は別ですが。
- 生活(給料を貰うための仕事)のため、いわんや社会の役に立つことなら、面倒なことぐらい何でもないはずです。
- 面倒なことや苦労なことを乗り越えて、最後までやり遂げたときの喜びは何物にも代えがたいものです。苦労の影に、本当の楽しさや喜びが隠されています。
- 苦手だからと言って避けてしまう人は、一生、プログラムができない人間で終わってしまいます(不幸な人生の始りです)。
■ 仕事の中で使えるようにする。
単位をとるための勉強のままでは身につかない。実践を通して覚える。
- 運転免許をとっただけで、殆ど運転したことのない人をペーパドライバと言います。この言葉は、実践練習を積まないと、本当の意味での実力が身につかないことを表わしています。プログラムの場合、まさにその通りです。
- 実験データの整理、メカトロニクス制御プログラム、回路の数値計算など、プログラムを役立てると良いことが自分の仕事の中にたくさんあると思います。機会を捉えて、こうした実践的な問題の中で使いこなせるようにしてください。そうすることによって、実力が格段に向上します。
■ 人間は間違いのかたまりである。
自分を過信しない、注意深さが必要。
- 人は、ほんの些細なことにも単純なミスを犯すものです。どこか間違っていないか常に疑いの目で見ていく注意深さが必要です。
- 最初から、思ったとおりに動くことは殆どありません。たった1行のコードを追加しただけでも、バグ取りに悩まされることは良くあることです。バグが出る度に、ひどくガッカリしたり、イライラしていては長続きしません。
- バグ取りが終わったときには、本来のプログラム計算の仕事が終わっているという格言もあります。
■ 習うのではなく、人の真似をして覚える。
人の作った良いプログラムを参考にする。実例をとおして習う。
- どんな偉い人も、独自の発想でゼロからできる人は居ません。
- 他人の作ったプログラムの良い所を参考にしながら、プログラムの作り方を覚えるようにしてください。
- 書籍に載っているプログラムの実例を見て、こういう場合はこんな風に作れば良い、ということを自分で見つけていく勉強の仕方が必要です(プログラムに限らず、全ての勉強について言えることです)。