体裁を崩さずにメール送信する方法

Eclipseのソースコード編集画面のクリップボードコピーを、メールソフトのメール作成画面に張り付けて、メール送信する際にいくつか注意すべき事柄があります。

その一つとして、インデントにタブ文字を使ってソースコードを書く人が多いと思いますが、メールソフトによっては、タブ文字が削除されてしまい、インデントのないソースリストが先方に送られてしまいます。さらに、 Word を使ってレポートを作成している人が多いと思います。実は、 Word画面のクリップボードコピーはリッチテキスト形式の情報が保持されていますが、多くのメールソフトはこの形式をサポートしていません。そのため、行末改行や、インデント幅が崩れたメールが送信されてしまいます。

[対策1] この問題を回避するための最も確実な方法は次のようにすることです。
①Wordの画面コピーをメール作成画面に貼り付けたい場合は、間にテキストエディタ(メモ帳やサクラエディタなど)を挟んでコピペする。すなわち、Word→メモ帳→メールソフトの順番でコピペする(これによりメール作成画面にプレーンテキスト形式の貼り付けが行われる)。これに加えて、②タブ文字を4文字程度の半角の空白文字に変換する、③メールソフトの送信オプションはプレーンテキスト形式を指定する、の対策が必要です。

[対策2] 以下のメールソフトを使った場合は、特別な対策をせずに済ますことができます。上記の[対策1]が面倒だと感じる人にはこちらの方法が手っ取り早いかもしれません。
例えば、メールソフトにOffice365を使えば、タブ文字によるインデントや、 Wordの画面コピーもほぼ元の体裁のまま送ることができます。或いは、Windows PCを使っている人は、Windows10 Mailを使うのも良いでしょう。

[注] Gmailの場合はタブ文字は削除されてしまい送信できません(送信オプションでプレーンテキストONを指定した場合)。或いはWordの画面コピーは元の体裁が大きく崩れて送られてしまいます(送信オプションでプレーンテキストOFFを指定した場合)。いずれにしても[対策1]の方法でしか正常に送ることができないので、注意が必要です。