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植生学会シンポジウム
望ましい自然再生を求めて -植生学のノウハウを使いこなす-


植生学会シンポジウム報告

  近年,地球規模での生物多様性の低下が問題になっており,日本でもその保全のために各地で自然再生の試みがなされている。これまで植生学会で得られた知見をどのように活かすことができるかを以下のシンポジウムを開催し討論を行った。パネリストとして植生学会員以外からも岩槻邦男先生(兵庫県立人と自然の博物館 館長),中瀬 勲先生(兵庫県立人と自然の博物館 副館長・兵庫県立大学自然環境研究所 教授)をお招きし,有益なサゼッションを頂いた。約170名の参加があり盛況なものとなった。


日 時:2008年1月12日(土) 午後1時〜5時30分
場 所:神戸大学 百年記念館
テーマ:望ましい自然再生を求めて‐植生学のノウハウを使いこなす‐
対象:自然再生にかかわる研究者,コンサルタント,行政,市民


基調講演

日置佳之(鳥取大学付属フィールドサイエンスセンター教授)
自然再生に植生学をどのように活かすか

事例報告

鎌田磨人(徳島大学工学部准教授)
徳島県高丸山千年の森における地形傾度を活かしたスギ植林伐採跡地の自然再生

桑原佳子(応用生態技術研究所 主任研究員)
大分県久住高原におけるリゾート開発の事前環境影響評価内容と開業後の草原の維持管理

浅見佳世((株)里と水辺研究所 取締役・兵庫県立大学 客員准教授)
河原の自然再生に向けた実践例 〜環境の解析と計画への提案〜

パネルディスカッション

座長:日置佳之

パネリスト:

岩槻邦男(兵庫県立人と自然の博物館 館長)
人と共生する自然を創成するための植生学−シンクタンクとしての植生学への期待

中瀬 勲(兵庫県立人と自然の博物館 副館長・兵庫県立大学自然・環境科学研究所 教授)
地域が主体となる自然再生における住民の役割、住民を主役にするために植生学は何をなすべきか

波田善夫(岡山理科大学総合情報学部 教授)
植生学を活かした湿原の保全

中西 収((株)環境総合テクノス マネージャー)
希少種の保全と植生学

後藤宏二(国土交通省近畿地方整備局六甲砂防事務所 所長)
防災と植生復元

鎌田磨人

桑原佳子

浅見佳世


共催:日本環境アセスメント協会,(財)ひょうご環境創造協会.
後援:神戸市,兵庫県





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