Lenna.pgm
モノクロ画像はグレイレベル(明るさ)を持った画素が並び集まったものである.グレイレベルは0から255の256個の値をとり,値が小さいほど暗く,255は最も明るい.
ここで,Lenna.pgm の一番左上のグレイレベルは162であり,一番右下のグレイレベルが99であることを画像ビューワを使って確認せよ.
最初の「P5,128 128,255」の部分(図中,円で囲んである部分)以外は,漢字や記号が並んでいる.最初の「P5,128 128,255」のことを画像のヘッダと呼ぶ.ヘッダは画像フォーマットごとに異なる.この場合,P5は画像の識別符号と呼ばれるものであり,この画像はバイナリ形式の Portable GreyMap (pgmファイル)であることを示している.128 128 は画像の横,縦のサイズであり,255はこの画像の最大グレイレベルである.その後に続く記号のようなものが,各画素のグレイレベルである.ただし,バイナリ形式で書かれているため,漢字や記号等で表示される.画像の各画素のグレイレベルは左上から右下に向かって下の図のように,矢印の順に記述されている.
画像ファイル中でのグレイレベルの記述の順番
※注 このページに掲載されているサンプルプログラムは実験を行う上で必要最小限の記述しかされていない.これはプログラムをわかり易くするためであり,最適なプログラムとは言えない.したがって,誤った操作をすると画像ファイルが壊れる可能性がある.余裕がある場合,改良すべき部分を各自修正していって欲しい.
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