東京農工大学・岡崎伸(植物微生物)・植物と微生物の相互作用の研究(キーワード:共生、根粒菌、エンドファイト、菌根菌、土壌微生物、III型分泌系、エフェクター、ダイズ、ゲノム解析、イネ、農業、分子生物学)

研究室について

自然界の植物は様々な微生物と共存して生きています。微生物の中には病気を引き起こす病原菌がいる一方、植物に栄養分を供給する微生物や、病害抵抗性や乾燥耐性などを引き出す有用な微生物も存在しています。 地球温暖化や生態系破壊が急速に進む中、化学肥料、化学農薬を使用せずに、自然と調和しながら安心安全な作物を生産するためには、植物の健全な生育を支える微生物機能を最大限に活用する必要があります。 私達は、植物と共生する微生物の生態や、植物との共生メカニズムについて科学的に理解し、それを農業生産や環境浄化技術にフィードバックすることにより、持続的で安心安全な未来の農業へ役立てることを目指しています。


最新情報

[2022年11月] Safirahさん(特任助教)、Lydiaさん(M2)の根粒菌/病原菌エフェクターに関する総説がBioscience, Biotechnology, and Biochemistryに掲載されました。

[2022年8月] Dastogeerさん(UC Berkeley)のイネ稲熱病関連マイクロバイオームに関する論文がFrontiers in Microbiologyに掲載されました。

[2022年6月] 安田さん(学振PD)、Elsieさん(JIRCAS)、常盤さん(M2)のエンドファイト接種によるイネ微生物叢変化に関する論文がAgronomyに掲載されました。

[2021年9月] Elsieさん(D3)、常盤さん(M1)、安田さん(学振PD)のアフリカ稲へのエンドファイト接種に関する論文がMicroorganismsに掲載されました。

[2021年6月] Safirahさん(特任助教)の根粒菌エフェクターの機能ドメイン解析に関する論文がFrontiers in Plant Scienceに掲載されました。香川大学・田淵先生との共同研究です。

[2021年1月] 博士課程 Safirahさんのダイズ根粒菌の共生エフェクターに関する論文がScientific Reportsに掲載されました。

[2021年1月] 修士修了生 Graceさんの自然農法イネの微生物叢解析に関する論文がFrontiers in Sustainable Food Systemsに掲載されました。

[2020年12月] JSPS博士研究員 Dastogeerさんの菌根菌による植物の耐塩性向上に関するメタ分析論文Frontiers in Plant Scienceに掲載されました。

[2020年8月] 博士課程 SafirahさんがInternational Conferences on Agriculture and Biological Sciences 2020最優秀口頭発表賞 (The Best Oral presentation)を受賞しました。

[2020年7月] 学部卒業生 大下くんとJSPS博士研究員 Dastogeerさんの自然農法トマトのエンドファイトに関する論文がAgronomyに掲載されました。

学生・研究員の募集

当研究室では、一緒に研究していただけるメンバーを随時募集しています。

※ 大学院について
 博士前期および後期課程の受験者を歓迎します。大学院入試は例年8月と12月に実施されます。
 お気軽にお問い合わせください。
東京農工大学大学院 農学専攻 国際イノベーション農学コース

※ 研究員について
 日本学術振興会の特別研究員等を随時受け入れます。
 希望する方は例年5月頃が締切りになるので、早めにご連絡ください。
日本学術振興会 特別研究員
日本学術振興会 特別研究員RPD(出産・育児による研究中断者への復帰支援フェローシップ)

東京農工大学 農学府 国際イノベーション農学コース 植物微生物研究室
〒183-8509 東京都府中市幸町3-5-8
2N-404号室
TEL/FAX: 042-367-5847
E-mail:sokazaki (@の後にcc.tuat.ac.jp)