工学部 機械システム工学科

 システム基礎解析講座 材料力学

渡邉 正昭 助手

WATANABE Masaaki



自動車の車体構造はどのようにしたらようか? −衝突事故による死者の低減に向けてー
 
 物質は力を受けると変形します。主に,金属材料について力を受けたときの変形形態の基礎および応用研究を行っています。基礎研究は金属材料を引張ったり、曲げたりして、その時の加えた力(外力)と変形の関係を明らかにする実験を行っています。この場合、環境の温度や変形する速度を変えて実験を行い、外力と変形の関係を明らかにしています。これは、応用研究をする上で重要な仕事です。
 応用研究としては、自動車の構造について研究を行っています。特に、日本でも近年、車同士の衝突事故が増加し、年間の死者が1万人にも達しています。この死者を低減するため、自動車の衝突時の安全性能基準が強化されています。また、市販車による実験結果の公表も行われています。私は、学会等の共同研究により、自動車の前面構造及び側面構造をどのようにしたら乗員の損傷が低減できるかについて、基本要素の実験とコンピュータシミュレーションにより研究を行っています。このような研究を通じて社会に役に立つ研究に取り組んでいます。

キーワード 担当授業科目
材料力学 機械システム工学実験
構造力学 機械システム工学実験
自動車の衝突  
   

工学部 機械システム工学科
システム基礎解析講座 材料力学
渡邉 正昭
WATANABE Masaaki
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