Last Updated 8/6/1999
バーチャル都市環境シミュレータの紹介
バーチャル都市環境シミュレータには、動揺装置付シミュレータと、
固定型の電動車椅子付シミュレータがあります。
2つのシミュレータは、ネットワークで繋がれているので、
同じ画面上で自動車を2台一緒に走らせることができます。
動揺装置付シミュレータは、動揺装置によって自動車の振動、傾き、加速度などを
模擬することができ、固定タイプより、実際の自動車に近い運転感覚を再現できる可能性があります。
固定型の電動車椅子操縦装置付シミュレータには、自動車のプログラム以外に
電動車椅子のプログラムがあり、電動車椅子のシミュレーションができるようになっています。
このページでは、動揺装置付シミュレータを中心に紹介したいと思います。
■動揺装置付シミュレータ■
上の写真が動揺装置付シミュレータです。
下に6軸の電動アクチュエータがあり、上部を自在に動かす事ができます。
左がアクチュエータを停止させた時で、右がアクチュエータを作動させた時です。
見て分かるように、アクチュエータを作動させると停止位置より高くなります。
大きく傾けることによって、前後、左右方向の加速度を模擬しているので、
急発進、急ブレーキなどを行うと大きく上部が動くので、赤い囲いがあります。
上の左の写真は動揺装置のコントローラー、右の写真がアクチュエータのモータです。
上部の内部は上の写真のようになっています。
右の写真のように助手席、助手席のダッシュボート、ピラー、ガラス、屋根、ボンネット
はなく、運転席周辺部だけしかありません。運転席の右側の黄色い部分にに動揺装置の緊急
停止ボタンがあります。それ以外の運転席周辺部は、本物の自動車と同じです。
画面は、3台のプロジェクターを使い3つのスクリーンに
映像を映し出します。コースは、高速道路と市街地があります。
上の左の写真の1番左がメインのコンピュータで、その右の青い3台のコンピュータが
映像を作り出すコンピュータです。その青い3台のコンピュータの作り出した映像を
右の写真の3台のプロジェクターを使い写し出します。
このようにシミュレータの上部に英語でシミュレータの名前が書かれています。
■固定型の電動車椅子付シミュレータ■
上の左の写真が固定型の電動車椅子付シミュレータの全体写真、
右の写真が固定型の電動車椅子付シミュレータの特徴である車椅子のコントローラーの拡大写真です。
スティックによって、進行方向を決め、スイッチで速度を3段階に変化させることが
できます。

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