東京農工大学科学博物館

繊維技術研究会講演会

更新日:2017/7/6

「織物をそのまま炭(炭素織物)にする 〜セルロース系材料の化学的固相炭素化〜」


京谷 陸征 氏(元筑波大客員研究員)

<講演内容>
綿・麻・木材パルプ・レーヨン等を原料とした、環境に優しく再生可能な全てのセルロース系物質において、熱分解の無い、新規な触媒固相炭素化法による元の形態(ナノファイバー、フィラメント(レーヨン)、紡績糸、和紙糸、織物、編物、組紐、不織布、和紙、洋紙等)をそのまま保持した炭素繊維・炭化布・炭化紙等の高収率(セルロース分子が含有する炭素の量に近い)な生成法と炭化物の構造と力学物性・導電性等について述べる。
【応用分野】 新規炭素繊維・スマートテキスタイル・燃料電池等エネルギー貯蔵関係、医療分野等(炭素化試料の実物展示有り)
(14:30〜王子ファイバー白石氏による「和紙布製の靴下」をご覧いただきます。)

開催日時 7月18日(火) 13:00〜15:00
会場 科学博物館3F講堂
その他 予約:不要 入場:無料
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