東京農工大学科学博物館

繊維技術研究会講演会

更新日:2015/4/7

「ミシン稼働中の針、糸、布の相互作用」鎌田 佳伸 (K-LABO鎌田研究所/元 実践女子大学教授)
衣服の生産に欠かすことのできない布地の縫合には、強さと同時に美しさが要求され、また柔らかい布地にはその柔軟性を損なうことがないことが要求されます。これらの要求に対して縫糸を用いた ミシン縫製(縫目の形成)は極めてよく適合します。 しかし、ミシン縫いにはシームパッカリングに代表されるような 不良現象がいろいろと存在します。それらの発生を理解し、問題を 解決するにはミシン稼働中の現象について知ることが基本的に必要と考えます。
ここでは、本縫いミシンを対象としたミシン稼働中の上糸張力や 上糸の引出、上糸のかま抜け、針の加熱と温度上昇、針の布貫通エネルギー、針たわみ、などのミシン稼働中の現象についてお話します。

開催日時 4月18日(土) 13:00〜15:00
会場 科学博物館3階講堂 
その他 来聴自由
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