東京農工大学科学博物館

繊維技術研究会講演会

更新日:2013/10/03

「大事なことは、みんな繊維機械の向こう側で起こった〜絹都パターソン・ストライキの100周年〜」
高橋 さきの

人口減少社会に転じた21世紀の最初の10年が日本の歴史の転換期として記憶されるであろうことは異論のないところだろう。 では、その前の「転換点」はどこにあったのだろう。演者は、この転換期を乳児死亡率が下降に転じた大正中期にあると考える。 この時期に工場法が制定され、その後、労働基準法がもたらされた。 そして、こうした経緯のほぼ「すべて」が繊維産業を現場として起こったといっても過言ではない。 労基法の起点ともいうべきパターソン・ストライキの100周年にあたる本年、発信地としての繊維産業や繊維機械の現場について考えてみたい。

開催日時 11月19日 10:00〜12:00
会場 科学博物館3階講堂
その他 来聴自由