コマンドプロンプトでの使い方いろいろ

注: 用語他

ファイル:ハードディスク上のまとまったデータ。
ディレクトリ:ファイルが置いてある場所。ディレクトリにはファイルと(他の)ディレクトリを置くことができる。Windowsのグラフィックユーザーインターフェース(GUI)ではフォルダと呼ぶことが多い。
カレントディレクトリ:現在参照しつつあるディレクトリ。.\と表す。
親ディレクトリ:カレントディレクトリを含んだディレクトリ。..\と表す。
ルートディレクトリ:コンピュータの一番上(大元)のディレクトリ。\と表す。
ドライブレター:ハードディスクを区別するためにつけられたディスクの名前。「c:」、「d:」など。

ファイル操作

今居るディレクトリ(カレントディレクトリ)のファイル名一覧:dir
ファイル一覧を詳しく:dir /a
違うディレクトリへ移動:cd 行き先ディレクトリ名
違うハードディスクへ移動:c: など(ドライブレターをそのまま入力)
親ディレクトリへ移動:cd ..\
ファイル名変更:ren oldname newname (rename oldname newnameでも可)
ファイルの置き場移動:move filename 行き先ディレクトリ名
複数ファイルの置き場移動:move file1 file2 file3 移動先ディレクトリ名
ファイル削除:del filename
ファイル作成:各種ソフトで作成
ファイルコピー:copy コピー元ファイル名 新しいファイル名
ディレクトリ作成:mkdir ディレクトリ名
ディレクトリ削除(注意:空のディレクトリのみ削除できる):rmdir ディレクトリ名
ディレクトリ削除(注意:ファイルがあっても全部削除):rmdir /s ディレクトリ名
テキストファイルを1ページづつ閲覧:more filename

ファイル名の指定方法(ワイルドカード)

ファイル名がすべてわかっているとき:ファイル名を全部書く
ファイル名のうち一文字は何でも良い:何でも良い一文字を?で表す。
hoge? => hoge1, hogea, hogeB, hoge# など
hoge?? => hoge31, hogeaa, hogeBA, hoge#! など、hoge1はだめ
ファイル名のうち一部分は何でも良い:何でも良い部分を*で表す。
hoge*hage => hogehage, hoge1hage, hogeB2sb-hage, hoge-nandemo-hage など

プログラム(コマンドとも言う)の動かし方

プログラムを動かせる状態かどうか:プロンプト(C:\Users\s16123a> など)というものが左にでていればOK
プログラムをうごかす:プログラムの名前をいれてリターン。プログラムが終わるまで次のプログラムを動かせない(プロンプトが出ない)。
例) EX3-1.exe <リターン> (「.exe」は省略可)
プログラムを(バックグラウンドで)うごかす:プログラムの名前の後ろに&をいれてリターン。次のプログラムがすぐ動かせる(プロンプトがすぐ出る)。
例) EX3-1.exe & <リターン>
パス(PATH):プログラムの名前のみでプログラムが起動できるのは現在のディレクトリ(カレントディレクトリ)にあるプログラムのみ。カレントディレクトリにないプログラムを動かすときは、ディレクトリの名前まで含めてプログラム名を入力すれば起動できる。
例) Debug\EX3-1.exe <リターン> => カレントディレクトリに「Debug」というディレクトリがあって、その中にある「EX3-1.exe」を起動。
例) \Users\s16123b\workspace\EX3-1\Debug\EX3-1.exe <リターン> => カレントディレクトリと無関係なディレクトリにある「EX3-1.exe」を起動。
例) d:\Users\s16123b\workspace\EX3-1\Debug\EX3-1.exe <リターン> => カレントディスクと異なるディスクにある「EX3-1.exe」を起動。