Welcome to Takayanagi Laboratory
Last update 3 April 2023
髙栁研究室では,赤外分光法,近赤外分光法,紫外可視分光法などを用い,さまざまな対象について,物理化学的,分析化学的な研究・開発を行っています.

赤外分光法により,大気中微量成分の観測をしています.広域を代表する観測値を得ることや,微量成分の分布・移動に関する情報を得ることができます.
農地から発生するガス,森林におけるガス分布,道路周辺の汚染ガスの動態などの観測を試みています.

モバイルタイプの分光計で,布の近赤外スペクトルを測定している写真です.写真に挿入されたスペクトルは,綿,ポリエステル,羊毛の布地を比較して示したものです.
近赤外分光法により,布地の材質判定と混紡率予測,紙のラミネート成分判別,インゲンの葉内窒素成分の予測などを行っています.

この写真は,大きなフォトクロミズムを示すメロシアニン色素を5種類の溶媒に溶かしたときの色の変化です.溶媒分子と溶質分子の相互作用によって色が変化します.
溶液や混合溶媒中での分子間相互作用や微細な不均一構造を,近赤外分光法や溶質分子の紫外可視吸収スペクトルの変化から詳細に検討しています.