| 「子ども樹木博士」を開催 |
8月29日(月)〜9月4日(日)、「子ども樹木博士」を開催しました。「子ども樹木博士」は、大学等地域開放特別事業(大学子ども開放プラン)の1つとして東京農工大学が平成11年に始めました。各地で賛同するプログラムが続出し、現在、全国規模の子ども樹木博士ネットワークが、文部科学省と林野庁の支援を受けて組織化されています。 府中キャンパスでは、9月2日までが自習日で、3日と4日にテスト日が設定され、教職員5名と大学院生・学部生13名が、それぞれの日に対応しました。 参加者は110名以上で、小学生とその家族が大半でしたが、大人のみの参加者も散見されました。インストラクター役の院生・学部生は、一人で数人の参加者を受け持ち、約2時間をかけて構内の50種の樹木の名前や特徴、用途などについて説明した後、樹木名の鑑定テストを行いました。1種しか正解できないと9級、10種以上で初段、20種以上で2段と昇段します。小学校低学年生でも約3分の2は初段と優秀で、子どもの知識欲の旺盛さに驚かされます。最高位は小学校3年生で4段(50種中40種以上の正解)でした。参考までに保護者に行った同一テストでは、最高位は5段(50種全部正解)と、すばらしい成績を残した母親がいました。 ![]() 残暑の大学キャンパス内で、子ども・家族・院生・学部生などが、樹木を仲立ちに楽しく交流しました。来年の再会を約束した子どもがたくさんいました。子どもたちは木々に親しむことで、森を考えるようになり、さらには森林が失われている地球環境全体へと視野を広げるでしょう。院生・学生たちは、教えることで学んできた以上のことを新たに学んだでしょう。 |
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