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◎ 公開講座を実施
 公開講座を実施しました。

<身近な放射線を見てみよう〜霧箱による、アルファ線の観察〜>
 2019年5月25日(土)、6月15日(土)、11月10日(日)に各20名の募集で小金井キャンパス講義室において、公開講座「身近な放射線を見てみよう〜霧箱による、アルファ線の観察〜」を開催し、小・中・高校生・保護者の方にご参加いただきました。本講座はサイエンスへの興味を深めてもらうことを目的として工学府技術部が企画・担当しました。
 講座では、放射線の基礎知識に加え、リスクと利益のバランスによって様々なところで利用されているという講義の後、簡易アルコール拡散霧箱を実際に組み立て、放射線(アルファ線)の観察を行いました。観察は重要な実体験になり、また、放射線の細胞への作用がより成長速度の速い部位で大きいという視点で考えると、国内で実施されているジャガイモの発芽抑制への利用と癌治療、妊娠中のレントゲン撮影の悪影響は共通点をもち、保護者の方々にも興味をもって聞いていただけました。
 同内容で3回実施したうちの初日は、小金井地区の第1回創立記念祭ということもあり、大変盛況で、展示した平成13年度全国大学入試センター試験の出題「放射線と食品保存」を間違いなく解答した小学2年生もいました。
 アンケートでは、目で確かめられて面白かった、興味が出てきた、放射線は悪いものだと思っていたけれども身近な生活で活用されていることを知って良かった、との声をいただきました。
 
 
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