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◎ 「IGS(グローバル科学技術人材養成)プログラム:春の高大連携教室」を開催
 IGSプログラムは、理系分野の進路を目指す高校2年生を対象に、夏、冬、春の年3回開催しています。この春の教室を、3月27日(火)〜29日(木)の2泊3日で開催しました。参加した34名の高校生の大半は関東近辺在住ですが、大分、広島、静岡からの参加もありました。
 今回は、地球規模の科学的な課題に関するディスカッションと発表(グループワーク)、科学英語の授業(Science English)、農学系(生物)および工学系(化学)の各実験、これらを通した本学日本人・外国人学生との交流が盛り込まれました。
 グループワーク(大学教育センター(現・グローバル教育院) 藤井恒人先生 担当)では、東京農工大学が取り組む農学・工学および融合分野の各種課題をテーマに、意見交換と解決策の提案に取り組みました。実験は、農学研究院の藤井義晴先生に「植物試料の色素分析」を、工学研究院の中野幸司先生に「リビング重合によるポリメタクリル酸メチルの分子量制御合成」をご指導いただきました。最新設備に触れてもらいながら、大学での学習や研究の現場を体験し、実験手法の基本、基礎研究と私たちの生活との関わりについて理解を進めました。Science English(大学教育センター(現・グローバル教育院) 安村友紀先生 担当)は、国際学会のポスター発表を想定し、留学生の発表によって最新の科学研究に英語で触れ、理解することに挑戦しました。
 高校3年生へ進級するこの時期に大学をプレ体験したことは、大学進学への強いモチベーションの喚起につながったようです。
 
留学生の英語ポスター発表を真剣に聞く高校生(3月28日、府中キャンパス) 農学系(生物)実験(3月28日、府中キャンパス)
 
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