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◎ 遠藤章特別栄誉教授が「2017年ガードナー国際賞」を受賞
 本学遠藤章特別栄誉教授が、「コレステロール生合成を抑制するスタチンの最初の発見と開発によって心血管疾患の予防及び治療法に大きな変革を起こした」功績により、Canada Gairdner International Award 2017(2017年ガードナー国際賞)を受賞しました。10月26日(木)には、農学研究院 蓮見惠司教授が遠藤特別栄誉教授の代理として、カナダ・トロントで開催の授賞式の一連の関連行事に参加しました。
 同日午前9時(現地時間)から、トロント大学で、受賞者講演会が開催されました。蓮見教授は、遠藤特別栄誉教授の「スタチンの発見と開発」について、明瞭かつ分かりやすい語り口で講演し、聴衆から大きな喝采を受けました。講演後の昼食時には、トロント大学の学生たちが蓮見教授を囲み、1時間にわたり歓談しました。
 授賞式は、同日夕刻からロイヤルオンタリオ博物館で開催され、560人もの参加者が集まりました。遠藤特別栄誉教授自身は出席できなかったものの、会場のスクリーンに本学の研究室での映像や、遠藤特別栄誉教授のインタビューが放映されました。蓮見教授は、受賞メダルを授与された後、受賞スピーチを行い、遠藤特別栄誉教授のメッセージを伝えました。スピーチでは、ニューヨークでの滞在経験が、如何にスタチン発見への動機となったかなど、革新的研究成果の誕生秘話も披露され、会場を沸かせました。
 
左からジャネット・ロサント・ガードナー財団会長、蓮見教授、伊藤恭子トロント総領事、ローン・テイレル・ガードナー財団理事長 トロント大学で遠藤特別栄誉教授の研究内容を講演する蓮見教授
ガードナー賞メダル
 
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