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◎ 「イノベーション・ジャパン2017」に出展
 8月31日(木)・9月1日(金)の二日間、東京ビッグサイトにおいて「イノベーション・ジャパン2017」が開催されました。JSTとNEDOの主催によるこの見本市は、大学等のシーズと産業界のニーズの新たな結合による社会還元へのスタートの場として、今年で14回目を迎えました。来場者数は、昨年より5千人多く2万5千人を超える規模となりました。
 本学からは、先端物理工学部門の宮地悟代准教授、生嶋健司准教授、応用化学部門の渡邊敏行教授が出展し、450名を超える企業、機関の関係者が本学ブースに訪れました。 宮地悟代准教授ブース(出展タイトル「ナノサイズの周期構造を形成できるレーザー加工技術」)では、加工面積に制限のない、高アスペクト比の周期構造体の加工新技術をビデオなどを使用して紹介しました。また、GaN・ステンレス鋼・TiNなどの加工した試料の展示を行いました。
 渡邊敏行教授ブース(出展タイトル「水に分散可能な竹状構造の窒素ドープカーボンナノチューブ」)では、平均18%の窒素含有量を有する新素材の窒素ドープカーボンナノチューブを紹介しました。ナノ金属担持材料・導電性分散材・透明導電性フィルムなどへの応用展開例を紹介しました。
 生嶋健司准教授ブース(出展タイトル「超音波で電気・磁気特性を可視化する〜ヒトからインフラまで〜」)では、電気・磁気特性を超音波により測定する新開発の手法を紹介しました。デモ用測定装置を用いて、さまざまな試験体での磁気イメージングを来場者にご覧いただきました。
 また、宮地悟代准教授、生嶋健司准教授、渡邊敏行教授によるJSTショートプレゼンテーションも実施したほか、本校発ベンチャー企業であるアイラボ株式会社の展示(出展タイトル「タブレット上で筆記された回答の自動採点システム・サービスの開発」)も同時に行われました。
 加工の様子の紹介やサンプルの展示など、来場者が応用をイメージしやすい展示により活発な意見交換が行われ、今後の連携活動の加速が期待されます。
 
来場者で賑わうブース JSTショートプレゼンテーションの様子
 
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