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◎ 「女性研究者の活躍推進を実現する“関東プラットフォーム”の創生と
全国展開」キックオフシンポジウムを開催

 「女性研究者の活躍推進を実現する“関東プラットフォーム”の創生と全国展開」キックオフシンポジウムを3月10日(金)、UDXカンファレンス(秋葉原)にて開催しました。
 本学では、東京外国語大学、国際農林水産業研究センター、首都圏産業活性化協会と連携し、平成28年度文部科学省科学技術人材育成費補助金「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」の採択事業として、本学が培ってきた女性研究者支援の取組を発展・推進するとともに、そのノウハウを関東近辺の大学・企業等へ波及することで女性研究者が機関や地域を越えて活躍できる“関東プラットフォーム”を創生し、更に全国へと広げる取組を進めています。
 事業紹介及び初年度の進捗状況の報告、参加者間の交流等を目的とした今回のシンポジウムは、松永是学長始め、事業実施4機関のトップによる各機関の紹介を交えた挨拶で幕を開けました。続く来賓挨拶では、唐沢裕之氏(文部科学省科学技術・学術政策局人材政策課人材政策推進室長)から本事業に寄せる期待を交えた挨拶をいただきました。
 基調講演には塚本恵氏(キャタピラージャパン株式会社執行役員)をお招きし、「企業におけるダイバーシティ推進の現状と今後」というタイトルでご講演いただきました。企業におけるダイバーシティ推進の重要性や、工業系分野ではダイバーシティが進んでおらず、個人及び企業に対し風土の醸成が必要であること、日本企業の今後の取組として、性別だけでなく民族等も考慮した広義のダイバーシティ推進が重要であること等を熱弁いただきました。
 続いて、宮浦千里女性未来育成機構長及び他3機関の事業実施責任者が、事業紹介及び各機関の取組進捗状況について報告しました。
 最後に、女性未来育成機構推進外部委員の郷通子氏(名古屋大学理事)、菅原香代子氏(日本女性技術者科学者ネットワ−ク理事長)より講評をいただきました。
 男女の枠を越え、28の大学・企業等から多数の参加者が集まり、シンポジウムは大盛況の内に幕を閉じました。その後の情報交換会でも、活発な意見交換・名刺交換が行われ、会場のあちこちで交流を深める様子が見られました。
 
会場の様子 各実施4機関による事業紹介
 
 
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