このコロキウムは、本学の学際的研究組織である光ナノ科学融合研究リング（代表：三沢和彦工学研究院教授）と台湾国立交通大学との共同主催により、主に光科学研究に従事する大学院生と若手研究者を対象に、光科学を基軸とした周辺分野の研究動向に関して国際的な知見を養い、早い段階から国際的研究者ネットワークの中で相互理解を深めることを目的として開催されました。
3日間にわたる各プログラムはすべて英語で実施され、国を超えた活発な意見交換が行われました。国立交通大学のLuo教授とYabushita准教授による講義の後、超高速現象・レーザー・量子光電子工学・生体医用光学・先端材料工学などをテーマに、若手研究者によるショートプレゼンテーションおよびポスターセッションが行われました。これらのプログラムは、多くの学生にとって英語での発表の良き練習の場となると同時に、英語を使って学術的な内容を議論する難しさを実感する場となりました。
最終日には、本学小金井キャンパスにおいて、4研究室・6実験室の研究室ツアーが行われ、学生がそれぞれの実験的研究を説明することで、さらに活発で実質的な議論がなされました。その後、140周年記念会館（エリプス）で開かれた交流会では、互いの研究について熱心に質問し合い議論する姿や、互いの母国語を教え合い親睦を深める姿が多く見られ、3日間にわたるコロキウムが締めくくられました。
