◎ 航空研究会が第9回種子島ロケットコンテストで部門優勝

 3月8日(金)〜10日(日)、種子島宇宙センターにおいて、第9回種子島ロケットコンテストが開催され、東京農工大学航空研究会が複数部門で優勝を果たすなど、優秀な成績をおさめました。
 本学の航空研究会が参加した競技は、制作した小型ロケットの発射点と回収地点との距離および回収装置展開から着地までの時間を総合的に競う「部門1(滞空および定点回収)」、生卵をロケットに搭載し打ち上げ、着陸時の生卵の状態(殻のひび割れなど)と目標地点からの距離を競う「部門2(卵軟着陸)」、制作した大型ロケットにGPSを搭載し高度を競う「部門3(高度)」、制作した小型衛星(CanSat)を気球から落下させ、目的地までどれだけ近づくことができたかを競う「部門5(CanSat Come-Backコンペ)」の4部門で、「部門2(卵軟着陸)」および「部門3(高度)」で優勝を果たしたほか、5つの特別賞を受賞しました。
 今後も、航空研究会の活躍が期待されます。

【航空研究会部員のコメント】
 この大会を企画運営してくださったJAXA、九州大学の実行委員会の皆様、いつも温かく見守ってくださる顧問の新井先生、佐久間先生、本当にありがとうございました。大会から学んだことを、今後の活動に生かしたいと思います。
  
 
 
 
【部門優勝】
 
部門2(卵軟着陸) 東京農工大学 POPPO(谷田佑莉子)
 
部門3(高度) 東京農工大学 POPPO(谷田佑莉子)
 
 
【特別賞】
 
奨励賞
(種子島宇宙センター所長賞)
東京農工大学 小金丸(川越孝裕)
〜部門5でランドヨットと呼ばれる、種子島の強風を利用した大会史上初の技術を用いようとしたことが評価
 
ユーモア賞
(種子島観光協会賞)
東京農工大学 MIBLO(谷田佑莉子)
〜部門2で回収装置が展開しなかったのにもかかわらず、衝撃吸収構造が優秀であったため卵を無傷で回収できたことでが評価
 
ユニーク賞
(中菱エンジニアリング賞)
東京農工大学 G(小野鉱平)
〜部門1でプロペラという珍しい回収機構を取り入れて実機に搭載したことが評価
 
敢闘賞
(日本宇宙フォーラム賞)
東京農工大学 E(中井公美)
〜部門1で機体にカメラを搭載し空撮を行ったことが評価
 
アカデミック賞
(日本航空宇宙学会西部支部賞)
東京農工大学 Visto(浅野慶太)
〜部門3で軽量化のためにCADにより部品の強度計算を行ったことが評価
 

◎受賞の詳細については、以下のHPをご覧下さい。
http://jaxa-rocket-contest.jp/summary/2013.html
 

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