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◎ 岩手大学農学部・東京農工大学農学部共同獣医学科
発足記念シンポジウムを開催

 9月14日(金)、ホテルメトロポリタン盛岡(岩手・盛岡市)において、岩手大学農学部・東京農工大学農学部共同獣医学科発足記念シンポジウムが開催されました。
 現代社会で求められている獣医学は細分化・高度化しつつあり、国際的な視野を持ち、幅広い教養と専門性を備えた獣医師の育成が課題となっています。そのような社会のニーズに応えるため、獣医学をより深く、バランスよく学ぶことで産業動物・伴侶動物双方に対応し、さらには動物由来の感染症を防ぐ公衆衛生、動物の健康を守る動物衛生、食肉の検査などに至るまで、幅広い知識と可能性を持った人材を育てることを目的として、高度伴侶動物医療に実績を持つ本学は、産業動物医療が特色の岩手大学とともに平成24年4月に「共同獣医学科」を設置しました。
 本共同獣医学科の発足を記念するシンポジウムには、122名の参加者があり、藤井克己岩手大学長および松永是学長から開会挨拶があった後、山野智寛文部科学省大臣官房審議官および東大野潤一岩手県農林水産部長(代読)から来賓挨拶がありました。また、特別講演として、公益法人日本獣医師会長の山根義久本学名誉教授から「今後の獣医学教育に期待する」と題する講演、山形県農業共済組合連合会参事の酒井淳一氏から「我が国が目指す産業動物臨床教育」と題する講演が行われました。
 各講演およびその後の記念祝賀会では活発な意見交換が行われ、両大学間の連携・強力を深めるだけでなく、今後の共同獣医学科の方向性を展望する上で大変貴重なシンポジウムとなりました。   
 
開会挨拶を述べる松永学長 来賓挨拶を述べる山野大臣官房審議官
 
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