本セミナーは、イノベーションの創出を担う若手人材育成の一環として、学生、教職員および企業との直接対話を通じて、産学協働でキャリアデザインを発展させることを目的としており、多地点制御遠隔講義システム（SINET）を使用し、全国の連合農学研究科の構成大学にも中継され、今回は9大学へ配信し195名が聴講しました。
今年度4回目となる今回は、和田義明キユーピー株式会社取締役・研究所長・知的財産室長および小林晋二協和発酵キリン株式会社人事部人材開発グループ・マネジャーを招き、それぞれ「キユーピーの事業展開と研究開発～一つの商品からどのように事業展開を図ったか～」、「協和発酵キリンの挑戦～抗体技術を医薬品へ～」と題した講演が行われました。講演した両氏ともに研究職の経歴があり、講演内容は一般的な企業説明にとどまらず、事業展開・事業戦略から研究者ならではの専門的な内容にまで及びました。
終了後のアンケートでは、「合同説明会とは違いじっくりと話を聞けて有意義だった」、「研究について聞ける説明会は貴重だと思う」などの声があり、将来のイノベーション創出を担う参加者にとって、自身のキャリアパスを考える上で非常に有意義な時間となりました。
