◎ 第10回学長杯馬術大会を開催

 7月17日(日)、本学馬術施設において、第10回東京農工大学学長杯馬術大会が開催されました。
 本大会は、大学入学後に馬術を始めた選手のみが参加できる大会として、馬術関係者から大変注目され、出場大学数が毎年増加し、今回は10回目の記念大会となることから、参加を希望する大学が例年以上に多く、中部地区から初の参加となる静岡大学を含めた16大学、100名以上の参加がありました。
 大会当日は、開会式で本学馬術部顧問の田谷一善農学研究院教授から本大会の由来が説明され、松永是学長の大会会長あいさつに続き、参加選手を代表して、本学農学部獣医学科2年生の堀江真悠さんによる選手宣誓が行われました。
 出場選手の家族や友人も沢山応援にかけ付け、馬術施設には150名を超える人々でにぎわい、3種目の競技で熱戦がくり広げられました。

【東京農工大学学長杯馬術競技大会の由来】
 本学馬術部では、安全に馬術部活動を行うことを目的として、平成13年までの14年間にわたり、安全馬術競技大会「瀬崎杯」を開催してきました。この瀬崎杯の名称は、当時、本学農学部生産工学科4年次に在籍中、選手として出場した馬術競技大会で不慮の事故により亡くなった故瀬崎仁君に由来しています。
 瀬崎君の死後、彼の死を無駄にしないために、安全馬術の基本を学ぶ競技大会を本学において開催することとし、この大会を「瀬崎杯」と称して開催してきました。平成14年からは、瀬崎杯にくぎりをつけ、本学のクラブ活動を安全に行うための一行事と位置付け、大学主催の「東京農工大学学長杯馬術大会」として継続し、現在に至っています。
田谷 一善(馬術部顧問)
 
松永学長を前に選手宣誓を行う堀江真悠選手   瀬崎賞を受賞した井上香奈選手(本学地域生態システム学科2年生)と和風号
 
 

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