本設備は、特別教育研究経費（研究推進）による研究プロジェクト「次世代型バイオリソースの開発」（平成19～23年度）の中心設備として、本年4月に設置されたものです。
当日は、小畑秀文学長から挨拶があった後、渡邊廉高知大学理事・事務局長（本学元財務部長）から、本プログラムの申請当初からの苦労話を交えた祝辞がありました。
続いて行われた講演会では、小倉淳郎独立行政法人理化学研究所 筑波研究所バイオリソースセンター遺伝工学基盤技術室室長から、「リサーチリソースとしてのマウス－我が国および世界における現状－」と題した講演があり、本学のバイオリソース実験棟が何をなすべきかについて有益な助言がありました。また、中村俊教授から、実験動物を用いるプレクリニカル教育研究についての展望について講話があった後、本設備設計の基本コンセプトであるグリーンラボラトリーの潮流について、林正剛オリエンタル技研工業株式会社常務取締役から紹介がありました。最後に、永井正夫教授から、研究教育支援システムの現状と将来について解説がありました。
本設備は、国立大学の工学部としては初めてのものであり、本設備を利用したバイオリソース研究が、大きく発展することが期待されています。 なお、式典後の懇親会には、小山晴己文部科学省研究振興局学術機関課研究調整官も参加しました。
遺伝工学基盤技術室室長
常務取締役