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◎ 新年賀詞交歓会を開催
 1月4日(月)、50周年記念ホールにおいて、平成22年新年賀詞交歓会が開催されました。
 当日は、理事、監事、部局長、評議員等のほか多数の職員が出席し、小畑秀文学長による年頭挨拶の後、和やかに懇談が行われました。

【小畑学長 年頭挨拶】

 明けましておめでとうございます。年頭にあたりまして一言ご挨拶申しあげます。
 一昨年の金融・経済危機にはじまり、昨年も激動の一年となりました。政治や経済の先行きの見通しがつきにくい時代ですが、国立大学法人にとりましても同様であり、その置かれた環境の厳しさは変わらないものと予想されます。ただ、このような状況の今こそ踏ん張りどころであることは間違いありません。幸いにも、本学は教職員の努力により、これまで色々な意味で上昇傾向を維持できたといえると思いますが、それに甘んずることなく、その努力を一層強化する必要があると思います。昨年、若い事務系職員が自主的に議論を重ね、その結果を改革案としてまとめて私のところに持ってきてくれました。中身もさることながら、改革案を自主的に考えてくれたということだけでも感動を覚えました。また、大学を考える自主的な勉強会も定期的に開いていると聞いております。このように、大学の構成員一人一人がそれぞれの立場で考え、改革に向けて行動しようという強い意識を持つことは組織としての大学の大きな力の源です。このような動きを大学の全構成員をも巻き込む大きなうねりにまで高められれば、東京農工大学の基盤はより強固なものとなります。東京農工大学の教育研究活動のさらなる向上と組織の合理化の加速へ向けて、役員会は改革の先頭に立つ決意でおります。正月恒例の箱根駅伝を楽しんだ方も多いと思います。苦しい中で踏ん張りきれるかどうかがレース展開の大きな鍵となった場面が数多く見られました。法人化後は息抜く暇も無いほどの毎日ではありましたが、ここでのさらなる努力が本学の飛躍の鍵になると思います。東京農工大学の明日のために、教職員一人一人が考え行動する一年に致しましょう。
 東京農工大学を、日本の科学技術系高等教育と学術研究を支える拠点大学へ飛躍させるため、私は全力で取組む所存です。
 本学教職員の皆さま方にはそれぞれ思いを新たにして新しい年を迎えられたことと思います。新年が皆様にとりまして公私共に素晴らしい年になるよう祈念して、年頭の挨拶と致します。
 
 
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