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◎ 第6回国立大学法人情報系センター協議会総会を開催

 6月26日(金)、小金井キャンパスにおいて、本学が幹事校となり、第6回国立大学法人情報系センター協議会総会を開催しました。
 本会は、全国の国立大学法人情報処理センターや情報基盤センターなどが参加し、情報系センターに関する課題について情報交換及び意見交換を行い、問題を解決することを目的に毎年開催されているもので、当日は216名の参加者があり、パネルディスカッションに続いて全体総会が盛況に行われました。
 「電子メールサービスのアウトソーシングとアカデミッククラウド」をテーマにしたパネルディスカッションでは、学内メールサービスのアウトソーシング事例を踏まえて、今後の展望に関して、安東孝二東京大学特任講師をゲストコーディネータとし、只木進一佐賀大学総合情報基盤センター長、中村素典国立情報学研究所教授、北瀬聖光氏(NEC文教・科学ソリューション事業部)、萩原洋一本学総合情報メディアセンター准教授をパネリストに課題と展望に関する議論が行われました。高品質なプロバイダーサービスと同等のサービスを運用リソースの観点から継続維持していくことの難しさが根本課題であるとの認識が共通にあり、今後、各大学における電子メールサービスの運用状況、実態の把握・調査を行うことが提案されました。
 全体総会では、松永是副学長から「ICTを活用した教育研究の重要性の高まりと同時に情報系センターの役割もますます重要になる」との開会の挨拶に始まり、飯澤隆夫文部科学省研究振興局情報課学術基盤整備室長からは「学術情報基盤の今後の在り方(科学技術・学術審議会、学術分科会、研究環境基盤部会、学術基盤作業部会における審議状況)を中心に最先端学術情報基盤の構築及び、そのための情報基盤センター機能の充実の重要性」についての講演があり、引き続き、坂内正夫国立情報学研究所長から、「高度学術クラウド型サービスが今後学術研究教育の競争力維持強化の上で不可欠であり、そのために、ネットワーク需要拡大への持続的対応と学術研究教育支援機能を実現する次世代最先端学術基盤SINET4を構築する」旨の講演がありました。次に漆谷重雄国立情報学研究所アーキテクチャ科学系教授から「SINET4のサービスとネットワークの構成」について講演がありました。
 その後、全国各大学の情報系センターの現状と課題について各地区幹事による報告が行われ、最後に次回の幹事校である吉田次郎東京海洋大学情報処理センター長の挨拶により閉会となりました。
 
<飯澤隆夫文部科学省研究振興局
情報課学術基盤整備室長>
<坂内正夫国立情報学研究所長>
 
 
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