平成19年度連合農学研究科修了式答辞
  厳しかった寒さもようやく衰えはじめ、春の日差しを感じる季節となってまいりました。
本日はお忙しい中、学長先生を始め諸先生方、並びにご来賓の皆様にご臨席賜り、このように盛大な修了式を挙行していただき、誠にありがとうございます。また、学位記の授与に当たり、皆様方からお心のこもったお祝いの言葉を頂戴し、修了生を代表して厚く御礼申し上げます。
私達一同は、連合農学研究科入学以来、主指導教員、副指導教員の先生方はもちろんのこと、多くの先生方からのご指導を受けながら、それぞれが掲げた研究課題に取り組んでまいりました。研究が好きで、自らが望んで進んだ道でしたが、幾度となく困難に直面し、向かうべき方向を見失い、足を進めることが出来なかったときもありました。そんなとき、先生方は正しい方向へと導き、支えてくださいました。そして、一歩、踏み出す力を与えてくださいました。本日学位を取得することが出来ましたのは、指導教員を始めとする多くの先生方のご指導、ご鞭撻の賜物です。また、研究生活を支えてくれた友人や研究室の皆様、円滑に研究が行えるように尽力してくださった職員の皆様、その他、研究に協力してくださったすべての方々に心より御礼申し上げます。そして、長きにわたる研究生活を経済的、精神的に支えてくれた両親に深く感謝します。
先生方のご尽力を戴きながら、研究課題を設定、達成して学位論文を作成したことは、私達にとって大きな自信となりました。私達は、東京農工大学大学院連合農学研究科を修了したことを誇りに思い、今日という節目の日を出発地点とし、これから真の研究者として、それぞれが目指すべき方向へ、新たな一歩を踏み出す決意です。そして、微力ながらも研究を通じて社会に貢献することができるよう、努力する所存です。
最後になりましたが、東京農工大学大学院連合農学研究科のさらなる発展と、皆様方のさらなるご活躍とご健勝を心よりお祈り申し上げ、答辞とさせていただきます。
 
平成20年3月14日
  東京農工大学大学院連合農学研究科代表
生物生産学専攻
     吉 松 美 帆 
    

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