◎ 「女性獣医師の社会復帰のための再教育支援プログラム」に関する第3回講演会を開催
 今年度スタートした文部科学省委託事業「出産・育児などで休業した女性獣医師の社会復帰のための再教育支援プログラム」の第3回となる講演会が、2月11日(月・祝)に農学部2号館2-11講義室において開催されました。回を重ねるたびに参加者も増え、今回は会場がほぼ一杯となりました。
 講演会では、まずプロジェクト・リーダーである獣医学科の松田浩珍教授からプロジェクトの進捗状況及び今後の計画について報告があった後、前半は帯広畜産大学大動物疾病研究センター食品有害微生物部門准教授である川本恵子先生をお招きして「皮膚の免疫システムと感染症 −基礎から臨床への応用と課題−」と題して講話をいただきました。特に、複雑・高度な免疫システムについての極めて判りやすい解説とともに最新の情報を豊富に盛り込んだ内容は、好評を博しました。後半は、本学獣医学科獣医内科学教授で動物医療センター長でもある岩崎利郎先生により「犬の膿皮症と外耳炎」と題して、豊富な臨床現場での治療経験を基に数多くの症例を提示しながら具体的かつ判り易い解説をしていただきました。特に、犬にテーマを絞った内容だけに、開業医の先生方からは即現場で役に立つ極めて有益な内容であったとの感想が寄せられました。講演後の質疑応答では、予定時間を大幅に超過するほど活発に行なわれ、参加者の関心の高さが伺われました。
 
 また、前回の講演会と同様に、2号館展示ホールにおいて本プログラム協賛企業による関連機器・システム等の展示説明会が行われ、お昼の休憩時間には講演参加者が熱心に見学し、多くの質問を寄せていました。

<川本氏>
 
 本プロジェクトは新年度下半期から、いよいよ本格的な体験型の再教育コースが始まります。講演会も引き続き定期的に開催していく予定で、次回は5月22日(木)に動物の眼科をテーマにして実施することで計画中です。
 詳細については決まり次第、順次ホームページでお知らせ致します。

 ※学び直しホームページは、こちらから
 
   
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