◎ 『“ナノ材料”プレテニュアトラック若手研究者育成 
   インターナショナルプログラム』が採択
日本学術振興会「若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム」

 平成19年度から新たに実施される日本学術振興会の「若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)」に本学ナノ未来科学拠点が申請した『“ナノ材料”プレテニュアトラック若手研究者育成インターナショナルプログラム』が採択されました。
 本プログラムは、本学で推進されているテニュアトラック制度の高度化を目指して、国際的に活躍できるグローバルな若手研究人材の育成を体系的に実施することを目的としています。テニュアトラック候補者となる博士後期課程学生、ポスドク、助教の若手研究者を“プレテニュアトラック人材”と位置づけし、海外のパートナー機関に派遣し、国際的な研究現場での研修機会を提供します。この海外研修を通じて『国際的な広い視野』、『高い独自性・独立性を持って自らのテーマを構築・遂行する研究能力』、『海外研究者等との共同研究プロジェクトを推進するのに必要な国際ネットワーク構築力』を持つ優秀なテニュアトラック候補者を育成します。
【プログラム概要】
1. 派遣者の選定  競争的に能力開発を行なう意識形成のため、コンペ形式により派遣者を選抜する。 毎年、国際的にアクティビティの高いパートナー機関の研究分野に応じた研究計画公募を行い、選考委員会が「ITP研究計画コンペ」を開催して派遣者を選抜する。
2. 事前教育  派遣者には、6〜10ヶ月程度の事前教育を実施する。事前教育では、『事前語学研修』、『海外での研究生活に必要な研究倫理』の他、『共同研究計画(論文作成計画を含む)の具体化』や『先方研究者との事前協議』について担当教員等が適宜アドバイスを行う。
3. 派遣先での研修  海外パートナー機関に6ヶ月間派遣の実施。派遣中、自らの研究計画に基づいた共同研究プロジェクトに取り組む。さらにパートナー機関と共同で開催する若手研究者セミナー・ワークショップに参加して研究成果の発表や相手国若手研究者等と研究交流を行なう。
4. 帰国後フォローアップ指導  「ITP研究成果報告会」を実施、学内外に研修成果発表を行う。研修報告書のみならず、帰国後1年以内に、派遣先での研究成果にもとづく英語論文発表、国際会議での発表を実現するよう1年間のフォローアップ指導が行なわれる。
5. 帰国者メンター  海外派遣修了者はメンター役として、次期派遣予定者の事前教育のサポートを行う。
 
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