平成18年度連合農学研究科修了式答辞

 今年の春の訪れは思いの外早く、木々も芽吹き、桜の蕾はふくらみ始め春の陽気を感じる季節となって参りました。
 本日は、学長先生を始め諸先生方、並びにご来賓の皆様にご臨席賜り、このように盛大な修了式を挙行していただき、誠にありがとうございます。また、学位記授与にあたり皆様方からご厚意あふれるお祝いのお言葉を戴き、修了生を代表し厚く御礼申し上げます。
 私たち一同は、連合農学研究科入学以来、配置校の先生方、他大学の副指導教官の先生方からのご指導を受けながら、それぞれが掲げた研究課題に取り組み、この三年間邁進して参りました。その間、幾度となく困難に直面し、向かうべき道を見失ったとき、先生方は正しい方角へと導いてくださいました。本日学位を取得することが出来ましたことは、指導教官をはじめとする多くの先生方のご指導、ご鞭撻の賜物であります。心より感謝し、御礼申し上げます。また、研究生活を支えてくれた家族、友人、多くの仲間たちに深く感謝いたします。
 先生方のご尽力を戴きながら、研究課題を定め、そして達成し学位論文を作成したことは、私たちにとって大きな自信となりました。しかし、学位取得は、これからの研究人生の出発地点に過ぎません。この先私たちが真の研究者として自立していくためには、自らの手で方角を定め、その足でしっかりと歩み、多くの困難を越えていかなくてはなりません。私たちは、東京農工大学大学院連合農学研究科を修了したことを誇りとし、周りに流されることなく物事の真理を見極める力を養い、さらなる自己研鑽と、自然科学の発展への貢献をここに誓います。
 最後になりましたが、東京農工大学大学院連合農学研究科のさらなる発展と、先生方、職員の皆様のご活躍とご健勝を心より祈念致しまして答辞とさせていただきます。
 
  平成19年3月16日 
  東京農工大学大学院連合農学研究科代表
生物生産学専攻  
     三 井 秋 徳   

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