◎ 平成18年度公開講座を開催

「実習で学ぶ農業教室 16−体感!実りの秋−」 
 − 10月28日(土)〜12月2日(土) −
 10月28日(土)から12月2日(土)まで、11月11日を除く各土曜日に5回にわたり公開講座「実習で学ぶ農業教室」を開講しました。
 受講者の大半は50歳代と60歳代で、現役を退かれた後の楽しみのレパートリーを増やしたいと考えている方も多いようでした。高校生が1名受講し、「志望校の見学を兼ねて参加した」とのことでしたので、一層熱のこもった講座になりました。
 今年度は、@ダイコンのいろいろと利用法 Aキウイフルーツの収穫と追熟技術 B豆腐つくりの理論と実践 Cクリスマスリースづくり Dキウイフルーツの管理技術と剪定実習 という内容で実施し、27名の参加がありました。

 アンケートのご意見では、「既に取り上げられたテーマの繰り返しがあってもよいので、永く続けてほしい」という、はげましもいただきました。
 
  
 
「小学生を対象とした稲作り体験」
 − 5月1日(月)〜12月20日(水)− 
 今年も府中市立第三小学校の5年生、約120人を対象に「小学生を対象とした稲作り体験」を開催し、5月24日(水)に田植え、10月5日(木)に稲刈りをFM本町の田んぼで行いました。
 クラス単位で来てもらい、1時間程度それぞれの作業を行いました。ほとんどの子供が田植えも稲刈りも初めての体験で、ぎこちない格好で作業をしていました。田植えの時はどろどろの田んぼの土に足をとられながらの植えつけを、稲刈りの時は稲の葉のちくちくを我慢しながらの刈り取りを、いずれも嫌がらず、歓声を上げて、むしろ楽しんでいました。
 田んぼや稲を見たり触れたりする機会がほとんど無くなっている子供達にとって、この講座は貴重な体験を提供する場となっています。 

<田植え>

<稲刈り>
 
 
「子供たちと動物のふれあい授業」
 − 6月1日(木)〜11月30日(木)−
 FSセンター、馬術部、ミニホースの会、生物生産学科と獣医学科で飼育している家畜とのふれ合いを通じて動物に対する理解を深めてもらうと同時に、「命の大切さ」と私たちが食べている「食物は命あるものからできたもの」であることを考えてもらう機会となることを目的に「子供たちと動物たちのふれあい授業」を継続して行っています。主な対象は府中市内の小学生で、先生を通じて学年単位で行っていますが、ボーイスカウトなどの団体も受け入れています。
 
 今年は6月に新町小学校の4年生、7月に第九小学校ふたば学級、11月にボーイスカウト町田13団と府中1団のカブスカウトおよび第九小学校1年生が見学に来ました。動物介在教育に興味のある学生たちがボランティアでたくさん参加してくれ、身体の仕組みについて解説したり、ヤギやウマに餌をあげたり、ウシやヒツジにさわったり心音を聞いたりと、おおきな動物の近くに行って様々な体験をしてもらいました。今後も更に発展させて本学学生が主体的に企画立案する新しいタイプの授業「動物による心の健康教育を実践する参画型教育」へと発展させたいと考えています。
 
  
  
  
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