◎ AED(自動体外式除細動器)の取扱い説明会を実施

 このたび本学にAED(自動体外式除細動器)を設置しました。AEDは致死性の不整脈である心室細動が発生した心臓に電気ショックを与え正常な状態に戻す装置で、患者が倒れたときに発見者が使用して救命できるよう小型で簡単に操作できるようにしたものです。
 これまで日本ではAEDの使用は医師や救急救命士に限られていましたが2年前より、救命のためであれば一般市民も使えるようになったことから、空港や駅などの公共設備での設置が徐々に進んでいます。
 本学でも多数の教職員・学生等の安全を確保するため、府中・小金井両地区に各3台設置しました。
 
    【設置場所】
       府中地区  : 保健管理センター、総合屋内運動場入口、南門守衛所
       小金井地区: 中央棟入口、BASE本館入口、守衛所
 
 設置に伴い「AEDの取扱い説明会」を府中地区で3月28日(火)、小金井地区で3月30日(木)に開催しました。説明会では人形を使い人工呼吸、心臓マッサージに続きAEDの使用方法が説明されましたがAEDは音声案内に従い簡単に取り扱う事ができました。
 また本学では府中消防署と共催で災害時支援活動等に関する講習会(災害時支援ボランティア講習会)を計画しており、この講習会の救急救命講習でもAEDの使用講習が行われる予定です。
 
 

<AED(自動体外式除細動器)>

防災要項(火災・地震)のページ および
初動マニュアルはこちらから
 
【地震発生時の初動マニュアル配布】
 
 今年3月15日発行の学報446号、“地震・火災に備えて”で、本学でもリスク管理の一環として、地震及び火災等の防災対策の見直し、強化を進めている現状を報告しました。その中でも触れましたが、この度、今年の新入学生を含めて、全学生及び全教職員を対象に、“地震発生時の初動マニュアル”を(全学)環境・安全衛生委員会の決定により、配布しました。
 これは、いざ!という時に備えて、(全学)環境・安全衛生委員会によって、何度も検討された震災対策要項及び防火管理要項の要点及び防災地図を分かり易く、保存用に纏めたものです。
 その主な内容は次のとおりです。
   1.  気象庁の地震情報により、東京多摩東部地区に震度5強以上の強い地震が起こった場合と震度3から震度5弱以下の比較的強い地震が起こった場合に分けて、全教職員及び学生が取るべき対応が記載されています。
 特に、震度5強以上の地震が起こった直後は、電話での連絡は出来ないと想定されるので、自動的に防災本部が武蔵野荘に、地区自衛防災隊・本部が学府長室(学部長室)に設置され、防災活動の拠点になることをご承知おき下さい。
 
  2.  大規模地震の場合は、早期の安否確認が重要ですが、特に、研究室に配属されていない学部学生の皆さんの安否確認は困難が予想されるので、予め決められた連絡先へ忘れずに連絡するようにして下さい。
 
3.  府中地区及び小金井地区の防災地図には広域避難場所、幹線避難路、防災倉庫等の他に、最近設置されたAED(自動体外式除細動器)の設置場所も表示されています。
    
 地震、火災等の災害はいつ襲ってくるかわかりません。いたずらに恐れる必要はありませんが、無視することも良いとは思えません。
 この初動マニュアルを手元において、いざ!と言う時に慌てずに行動し、被害を最小限にくい止める為に活用して下さい。 “備えあれば憂いなし”
 
    本件の連絡先 : 環境安全・衛生管理チーム(TEL:042-367-5933)
 井部 定雄  sadaibe@cc.tuat.ac.jp
 若林 信久  nwakaba@cc.tuat.ac.jp
  
  
←前の記事〉                                              〈トピックスへ→


447号目次へ戻る