主な活動
当研究室のゼミでは、大きく分けて二つの活動を実施しています。
一つ目が毎週金曜日に実施するゼミです。教員とメンバー全員が集まり、毎週研究報告と文献輪読を行っています。輪読する文献は経済学で「古典」と呼ばれているものが中心です。
二つ目が実態調査です。これは、当研究室では実態に基づいた調査研究を重視しているためです。調査は実際に研究に携わるメンバーを募ってグループを作り、研究会を重ね、各々の問題意識を持ちながら調査に挑みます。近年では、長野県伊那谷、沖縄県離島部、北海道石狩川流域、メコンデルタ流域などをフィールドとしてきました。
文献輪読が理論面、実態調査が実態面、そして研究がその接合点となります。
輪読で読んできた文献
2014年度 |
- 野呂栄太郎『日本資本主義発達史』岩波文庫
-
|
2013年度 |
- カール・マルクス「第3部第6編 超過利潤の地代への転化」『資本論』第12分冊、新日本出版
- ローザ・ルクセンブルク『資本蓄積論 第三篇』御茶の水書房
- イマニュエル・ウォーラーステイン編『ワールド・エコノミー1』藤原書店
|
2012年度 |
- レーニン『ロシアにおける資本主義の発展』
- レーニン『1905-1907年の第一次ロシア革命における社会民主党の農業要綱』第1章~第3章
- レーニン「いわゆる市場問題について」
- レーニン「政論家の日記」
- 飯島町農業農村活性化計画資料
|
2011年度 |
- 大内力『国家独占資本主義』こぶし文庫
- レーニン『帝国主義論』光文社
- 大塚久雄『欧州経済史』岩波新書
- カール・マルクス「ヴェ・イ・ザスーリチの手紙への回答」
- カール・マルクス「第3部第47章 資本主義的地代の創世記」『資本論』第12分冊,新日本出版
|
2010年度 |
- スティーブン・デブロー『飢饉の理論』 東洋経済新報社
-
野中章久(2009)「東北地域における低水準の男子常勤賃金の成立条件」『農業経済研究』81(1)
-
山崎亮一, 平野信之, 細山隆夫, 野中章久(2005)「労賃水準から見た土地利用型農業法人の地域類型」『農業問題研究』58
-
山崎亮一(1996)「近畿型地域労働市場」と農業構造―長野県宮田村を対象として―」『労働市場の地域特性と農業構造』農林統計協会
|
院生の研究業績
院生の研究業績です。随時追加していきます。
査読論文 |
- KAMAKAWA, Akemi "Structural Change in Agriculture in the Rice Granaries
of Vietnam, Fifteen Years after DOI MOI- Case Study in the Former Area
of the Hoa Duc hamlet -"JARQ-JAPAN AGRICULTURAL RESEARCH QUARTERLY
No.48(1), 77-86,2014.
- Khal Mohammad AHMADZAI and Takashi TOYODA "Rural Poverty and Diversification
of Livelihood in Afghanistan -Case studies in the Yangi Qala district of
Takhar province, Afghanistan-" Journal of Agricultural Development
Studies Vol.24 No.2,2013.
- 曲木若葉(2013)「高齢者帰農の展開過程:長野県宮田村を事例として」『共生社会システム研究』7(1),94-114.
- 曲木若葉(2012)「一酪農家の展開からみた「宮田方式」の問題点:1959~2011年について」『日本農業経済学会論文集』85-92.
|
口頭報告 |
- 曲木若葉「戦後自作農と地域営農システムの展開―長野県宮田村を事例として―」『農業問題研究学会秋季大会』ミニシンポジウム第1報告、法政大学、2013年11月
- 頼珺 "Current Situation of Rubber Plantation by Smallholder Farmers in Xishuangbanna:
A case study in Manjinghan Village"『日本農業経営学会研究大会』個別報告、千葉大学、2013年9月
- 曲木若葉「宮田村N集落における水田受託経営の展開過程―水田受託を担う個別農家について―」『共生社会システム学会』東京農工大学、2012年7月
- 鎌川明美「ベトナム・メコンデルタにおける土地規模別農家構成の変動と養豚部門 -ホアドゥック集落における事例研究-」『2012年度日本農業経済学会大会』九州大学、2012年3月
- 曲木若葉「「宮田方式」の内在的矛盾と一酪農家の展開過程―1959~2011年について―」『日本農業経済学会大会』九州大学、2012年3月
|