黄色や緑の繭があるって本当?




様々な色のカイコの繭

カイコは系統によって上図のように様々色の繭を作ります。
この色は桑の葉の色素が体液を通して絹糸についたものです。
カロチン系の色素によって黄色〜紅色の繭に
キサントフィル系の色素によって、緑色の繭ができます。
どの色素が体液に染み出すかは、遺伝子によって決まっています。
この色素は絹糸の外側につきます。
生糸は絹糸の中側を使うので生糸にすると色は落ちてしまいます。



クワコ カイコ(江戸時代:小石丸)、カイコ(現在の実用品種:春嶺鐘月)、天蚕、ヨナクニ蚕、樟蚕の繭



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