back
  • 文字サイズ
  • 文字サイズ:大
  • 文字サイズ:中
  • 文字サイズ:小
ご挨拶
科学技術展2012によせて

 東京農工大学が行っている研究活動について広く学外の方々にも知っていただくために1986年に科学技術展を初めて開催してから早くも四半世紀以上、27年の歳月が過ぎました。この間、社会や環境が地球規模で大きく様変わりしていく中、本学は世界中の人々の益となる最先端の科学技術研究を追求し、それを担ってグローバルに活躍する高度な人材を数多く育成するため、常に走り続けています。例えば本学の遠藤章特別栄誉教授が発見した血液中のコレステロール値を下げるスタチンという物質を利用して治療薬が製品化され現在全世界で利用されているということは新聞等でも度々取り上げられご存知の方が多いとは思いますが、それ以外にも食料問題、エネルギー問題などを解決に導き持続発展可能な社会を創造するための様々な先端的科学研究が、本学では日夜進められているのです。それら『農工大が誇る最先端サイエンス』を皆様にご紹介し、未来への明るい展望を我々と共に抱いていただくことが、本展の趣旨となっています。

 本学の研究活動は、社会の変化やニーズに即応しているものとして、おかげさまで各界より高い評価を得ています。それは本学の特色である柔軟な姿勢と機動力によって、分野の枠を越え、国や企業、大学や研究機関等の業種を越えた数多くの連携が行われているからであり、また本展のような催しを通して専門家ばかりではない実社会の声にも耳を傾け積極的に取り入れているからにほかなりません。研究者のための研究ではなく社会のための研究を推進することに対する情熱、それこそ本学が小規模校ながらトップランナーとして認識されている所以であり、そのためには学外の皆様からご意見をいただくことが大変重要なのです。そして同時にご来場の皆様には、この科学技術展を通して本学の研究活動をもっと身近に感じていただき、それぞれが夢を育み美しく健やかな未来を切り拓く勇気と力を手にする一助となればと思っております。

 どうぞ皆様ごゆっくりとお楽しみください。

東京農工大学長
松永 是

 東京農工大学科学技術展2013にご来場頂き、誠にありがとうございます。今回の科学技術展のテーマは『農工大が誇る最先端サイエンス』です。

 東京農工大学は、人類社会の基幹となる農業と工業を支える、農学と工学の二つの学問領域を中心として、幅広い関連分野をも包含した全国でも類を見ない特徴ある科学技術系大学として発展し、また、安心で安全な社会の構築や新産業の展開と創出に貢献しうる教育研究活動を行って参りました。

 東京農工大学科学技術展は1986年からほぼ隔年で開催され、2006年からは大学の正式な行事として、本学の学園祭に合わせて毎年開催しております。多くの方々に本学の研究内容や、現在開発中の技術、あるいは未来の日本の農業と工業を担う人材養成の取組などを知っていただくことを目的に、全学を挙げて開催しております。東京農工大学は、産学連携による研究開発や人材育成も積極的に行い、日本の農学・工学研究を担うトップクラスの大学の一つとして高く評価されておりますが、私たちはこれに満足することなく、さらに世界におけるトップクラスの大学を目指して全学をあげて努力しております。

 東京農工大学科学技術展では、高校生から一般市民、企業の方々に至るまで、様々な方を対象に本学の最新の成果をご紹介しております。会場の関係もあって、各研究室で行われているすべての研究テーマを公開できていませんが、その一部をご覧いただき、学生や教員の活発な取組や研究の目標などをご理解いただければ幸いです。また、研究内容についてより深く理解していただくために研究室見学も実施しております。少しでも関心・関連のあるテーマがあれば、見学を通じて是非とも最先端の科学技術に触れていただければありがたく存じます。

 今回の科学技術展が、皆様の新しい研究のヒントや情報交換・人材交流のきっかけになれば、実行委員会の望外の喜びです。高校生の皆さんには、是非とも本学の特長を知って頂き、入学して多くを学び、最先端の研究を引き継ぎ、世界に羽ばたく研究者・企業人になって頂きたいと思います。

 この機会に、ご来場の皆様の率直なご意見・ご感想なども聞かせていただければ幸いです。今後とも様々な形でご支援を賜りますようお願いいたします。

 本日はご来場ありがとうございました。

東京農工大学科学技術展2013実行委員長・大学院工学研究院
桑原 利彦