平成20717

はしか(麻しん)にかからないために
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東京農工大学保健管理センター

 
 2012年の麻疹排除(Eliminationを目標に、20078月厚生労働省において、わが国における「麻疹排除計画」が策定されました。これを機に、麻疹排除に向けた本格的な取り組みが国民ひとりひとりに求められています。

 

「はしか(麻しん)」は感染力が強い感染症です。春から夏にかけて流行しやすく、予防には、「麻しんワクチン」の予防接種が有効です。

 

あなたは、A.B.どのタイプ?

A.「はしか」にかかったことがなく、予防接種も受けたことがない人:

→ 免疫がないので、最寄りの保健所あるいは医療機関で、

早めに「麻しんワクチン」の予防接種を受けてください。

 

B.これまでに、予防接種を1回受けたことがある人:

→ 免疫が落ちている場合があります。学校での集団感染を防ぐためにも、

2回目の予防接種を受けるようにしてください。

 

【ワクチンの2回接種が必要なわけ】

@ 1回の接種では、免疫がつかない人が数%存在します。

A 1回の接種で免疫がついても、時間が経つと免疫が落ちてきます。

2回目の接種をすることにより、免疫がより強固なものになります。

 

【「はしか(麻しん)」にかかったら】
※はしかは、空気感染する疾患です。疑いのある場合は登校しないこと。

※また、医療機関 で「はしか」の診断を受けた場合は、速やかに各地区学生サポートセンター等電話で連絡してください。

 

【この件の問い合わせ】

・体調管理については、保健管理センター(9時から17時)へ。

府中地区(042-367-5548/小金井地区(042-388-7171

 

     授業関係(出席扱い等)は、

       府中地区学生サポートセンター(042-367-5662) 

             小金井地区学生サポートセンター(042-388-7010) 

              BASE学務係(042-388-7217) 

       連合農学研究科(042-367-5670)    で受付けています。

 

「はしか」の主な症状
         * 感染後1〜2週間で風邪に似た症状(発熱、咳、鼻水等)が出る
         * 2〜4日目ごろ一度熱が下がり、口の中に白い斑点が出る
         * 約半日後に再び高熱が出て、体に赤い発疹が出る

 

(文責: 保健管理センター内科医師;阿部眞弓)