感染性食中毒が発生しました。
本学でノロウィルスによる感染性胃腸炎が発生しています。
ノロウィルスは、カキなどの二枚貝から感染します。また、カキなどの二枚貝に触れた食材にもノロウィルスが付着していることがあります。
感染すると、発熱、嘔吐、下痢がおき、吐瀉(としゃ)物、便などからも感染しますので、
吐瀉物処理の際には、直接手で触れないようにしてください。
また、予防のために、ふだんから十分な手洗いをしてください。
学生の皆さんは、以下の点に注意をし、ノロウィルスの感染防止に努めてください。
◆ノロウイルス予防方法
1. 調理の際には、よく火を通す。(ノロウィルスは加熱で死滅します)
・食材は、中心温度85℃以上で1分間以上の加熱が必要。
2.手を洗う
特に排便後、調理や食事の前、外出から帰宅した時、など。
方法)石けんと流水で、30秒以上かけて念入りに洗う。
3.吐瀉物を処理する時は、使い捨て手袋、マスク、エプロンを着用する。
処理後は石けんと流水で十分に手を洗う。
◆ノロウィルス消毒法
1.ウイルスの汚染の程度が低いものには0.02%の次亜塩素酸ナトリウムを使用する。
・ドアノブ、手すりなどの触れる個所の消毒などに使う。ただし金属は腐食するので、30分放置後、必ず水拭きを行う。
・衣類などは85℃以上熱湯で1分以上の消毒も有効。
・アルコールは無効。
2.吐瀉物は、塩素濃度0.1%次亜塩素酸ナトリウムなど塩素系の漂白剤を使って消毒する。
◆ノロウィルスの食中毒の症状
@ノロウイルスによる食中毒は、1〜2日の潜伏期の後、突然、下痢や嘔吐、腹痛が起きる。高齢者や子供は重症化する場合があるが、普通は1〜2日ぐらいで回復する。
Aノロウィルス感染では、症状回復後も2−3週間ほどは便にウィルスが排出される。
2−3週間は、家庭では手拭きタオルの共有は避け個人専用とし、入浴も最後にするなどの注意が必要である。
※なお学校保健法に基づく出席停止条件として、ノロウイルス感染の恐れがある場合、発生した場合は学校長の判断で出席停止処分をする事が出来ます。 (文責:阿部眞弓)