2024年度のテーマ
◆Molecular Markersの開発、評価、応用
・ 経済的発展途上国の地下水汚染調査への水溶性下水マーカーの応用(隅田)
◆汚染物質の分析法の確立と分布の把握
・ 陽イオン界面活性剤のLC-MS/MSよる分析法の導入(田中)
・ 有機リン系酸化防止剤および分解産物の分析法の開発(松永)
・ マルチショットパイロライザーを用いた添加剤分析法の妥当性評価(柿木)
・ DBDPE分解産物推定方法の確立(水川)
◆汚染物質の分布・動態を把握する
・ Mussel Watchを用いた震災由来の有機物質汚染の経時変化の追跡(水川、高田)
・ 水環境中における有機フッ素化合物の汚染状況の推定(下野)
・ 熱帯アジア・アフリカの堆積物中PAHsの経年変化の把握(中島)
◆汚染物質の起源を定量的に明らかにする
・ 廃棄物埋立処分場浸出水のフェノール系内分泌かく乱物質の起源解析(林)
・ 熱帯アジア・アフリカの堆積物中のPAHsの起源解析(中島)
◆有機化合物の負荷源、輸送プロセスの解明(プロセスに注目)
・ 雨天時越流由来の下水粒子の合成洗剤の二次的汚染源としての役割の解明(田中)
・ Recycled Pellet中の紫外線吸収剤の分析 (松永)
・ PCBsのレガシー汚染源としての湾岸堆積物とマイクロプラスチック寄与の評価(三村)
◆野生生物への人為起源有機汚染物質の移行過程と影響の解明
・ 離島海浜甲殻類へのマイクロプラスチックによる紫外線吸収剤の曝露と蓄積(宮下)
・ 離島海浜甲殻類へのマイクロ/ナノプラスチックの生物組織中への蓄積(橋本)
・ 海洋生物およびヒト組織・血液中の紫外線吸収剤汚染の実態解明(Mona)
・ 低次栄養段階生物におけるベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の生物増幅の解明(宮下)
◆モニタリング手法の開発・提案
・ International Pellet Watch-POPsの地球規模での分布の把握(Mona、松永、荒木)
・ IPW: PBDEs and PCBs pollution by e-waste pollution in Africa (Mona)
・ IPW approachによるベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の長距離輸送の解明(松永)
・ IPWによる2020年代のPOPs汚染状況の把握(荒木)
・ GPS装着個体と尾腺ワックスモニタリングを組み合わせた手法による海鳥へのPOPs汚染源の特定(二瓶)