2009年度 環境資源科学科 高校生1日体験教室
高田研担当分
「身近な河川の化学物質汚染を調べよう」を8/21に実施しました。 8名の高校生が参加してくれました。
農工大の近くを流れる多摩川とそこへ流入する下水処理水を採取して、 合成洗剤成分の蛍光増白剤を分析しました。
多摩川で水を採りました。
現場で簡単な水質測定を行いました。気温34度、水辺とはいえかなり暑いです。
測定結果を熱心に記録しております。
多摩川に流入する下水処理水も採取しました。
採水の様子です。
電気伝導度の測定の様子です。
pHの測定の準備です。
採水した水は研究室に持ち帰り合成洗剤成分(蛍光増白剤)の分析を
行いました。まずは試水から有機成分を抽出しました。
濃縮後、一定量の溶媒で定容しました。
そして、よく混合し、高速液体クロマトグラフィーという機器に注入しました。
蛍光増白剤が高速液体クロマトグラフ-蛍光検出器により検出されました。
多摩川の河川水中の蛍光増白剤の濃度は下水処理水の半分位で、多摩川の水の半分位が
下水処理水であることが確認されました。
参加した高校生とインストラクターの大学生のみなさん。お疲れ様でした。