東京農工大学環境資源科学科

東京農工大学 農学部 環境資源科学科
2021年度夏休み1日体験教室 体験テーマ 一覧

1. 人工化学物質による無脊椎動物への生態影響の観察
大地 まどか:生物圏変動解析分野)

 地球表面の約70%を占める海洋環境には、様々な人為起源の化学物質が存在しています。特に、人間活動が活発な沿岸域では汚染が深刻化し、地球規模で問題となっています。本教室では、実際の海洋環境でみられる人工化学物質による生態影響を観察します。本経験を通して、地球環境への意識を高めてもらうことを期待しています。




2. 木材をリサイクルして木質ボードを作ってみよう
近江 正陽: 生活環境分野 )

 木材は水と二酸化炭素から光合成され、大気中の二酸化炭素を減少することから地球温暖化の防止に寄与している資源・材料です。さらに、一度使い終わった木材をリサイクルすることにより木材とは違った性質を持った木質ボードを作ることができ、より長期的に二酸化炭素の排出を抑制します。本体験教室では、木材をリサイクルして、実際にパーティクルボードと呼ばれる木質ボードを作ることを通して、木質資源の特徴やリサイクルの重要性を考えてみたいと思います。




3. 葉の性質と光環境の関係を調べてみよう
渡辺 誠:植物環境分野)

 植物の葉は、おかれた環境に適した性質を持ちます。学校や家の近くの木を見てみてください。上の方の葉は太陽の光をたくさん浴びていますが、下の方あるいは内側の葉にはあまり光が当たっていませんね?このような光環境の違いは葉の性質にどのような影響を与えるのでしょう?この体験教室では、大きな木の上部と下部の葉の性質(葉の形態や成分濃度など)の違いを、実際に測定・分析し、光環境との関係を考えます。様々な工夫が凝らされた樹木の仕組みの一端を感じてください。




4. 微生物の力を使って植物バイオマスを有用物質に変換してみよう!
吉田 誠:バイオマスリサイクル分野)

 植物バイオマスは、うまく変換すれば、バイオ燃料やバイオマスプラスチックなどに変換することができます。このテーマでは、微生物が持つ植物分解能力を利用して、植物バイオマスからバイオ燃料やバイオマスプラスチックなどの原料を作ってみようと思います。1日だけの短い時間ですが、バイオマス利用研究の最先端に少しでも触れてもらえたら嬉しいです!



5. 環境資源科学と土壌
橋本 洋平:環境汚染解析分野)

 土壌は貴重な環境資源です。環境科学の研究において、土壌は重要な研究対象の一つです。土が何からできているのか、どのような物質から構成されているのかなどについて知り、身の回りにある土がもつ性質や機能や役割を一緒に考えてみます。



6. 光触媒で汚れや臭いを分解してみよう
中田 一弥:環境物質科学分野)

 光触媒は日本発の環境技術で、油などの汚れや悪臭を分解したり、細菌やウイルスをやっつけてくれます。現在は、ビルの壁や窓ガラス、空気清浄機などに広く利用されています。体験教室では、最初に光触媒とはどういったものなのか?どういったところに使われているのか?などについて説明します。次に、光触媒を実際に使ってみて、汚れや臭いを分解する実験を行ってみたいと思います。日本が誇る環境技術を体感してみましょう。