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2017年 環境資源科学科夏休み1日体験教室

体験テーマ 一覧

1. 樹木の幹の中を覗いてみよう

半 智史:植物環境分野)

 樹木は光合成を行い大気中の二酸化炭素を取り込むことで、その大きな体を作り上げています。樹木の幹は、その大きな体を支え、水や栄養分を運ぶという樹木が生きていく上で重要な役割を果たしています。さらに、樹木の幹は、木材や紙、燃料など私達が日常生活の中で利用する資源としても重要です。
体験教室では、樹木の幹の中身を解剖し、顕微鏡を用いることで樹木の幹を構成している細胞の観察を行います。そして、樹木の幹が成長過程の中でどのように作り上げられるのかを一緒に考えます。
私たちの身近にいる「樹木」とは、どのような生き物なのでしょうか。


2. 土の不思議

橋本 洋平: 環境汚染解析分野 )

 身の回りの土がもっている物質を吸着する特性、酸性雨が降っても土のpHが変化しない特性などについて、実習を通じて学びます。


3. PM2.5を測定してみよう

松田 和秀 : 生物圏変動解析分野)

 国境を越えて広がる越境大気汚染物質の一つとして知られる「PM2.5」とは、大気中に浮かぶ大きさが2.5ミクロン以下の微粒子のことを意味します。PM2.5は呼吸器から取り込まれて健康に悪影響を及ぼし、日本でも高濃度による注意報が出されることがあります。この一日体験教室では、PM2.5などの目に見えない大気中の物質を捕集して実際に濃度を測定します。本体験を通して、大気汚染の現状について理解を深めてもらいたいと思います。 


4. 液体の粘っこさを測ってみよう

四方 俊幸:環境物質科学分野)

   液体の粘っこさ(正確には粘性率)は温度に依存して敏感に変わり、高温になれば粘っこさは減少することが知られています。(でも、)温度を一定に保つ工夫をした上で、同じ量の液体が同じ管の中を流れるのに必要な時間を比べることができれば、それぞれの液体のその温度での粘っこさを正確に測定することができます。この体験教室では、私たちにとって非常に身近な液体である「水」の粘っこさを基準にして、他の幾つかの液体、例えば、砂糖水、塩水、さらにアルコール等の粘っこさを実際に測ることで、日頃気に留めたことのない液体の粘っこさの違いを数値の差として体験して頂きます。


5. 木材をリサイクルして木質ボードを作ってみよう

近江 正陽:生活環境分野)

 木材は水と二酸化炭素から光合成によって作られ、持続的な生産が可能であり、大気中の二酸化炭素を減少することから地球温暖化の防止に寄与している資源・材料です。さらに、一度使い終わった木材をリサイクルすることで、木材とは違った性質を持った木質ボードを製造することができます。このような木材のリサイクルによって作られる木質ボードは炭素をさらに長期的に固定することから二酸化炭素の排出を抑制し、より長期間にわたり地球温暖化防止に寄与します。本体験教室では、木材のリサイクルから環境に優しい木質ボードを実際に作ることを通して、木質資源の特徴やリサイクルの重要性を考えてみたいと思います。


6. 木質由来のプラスチックをつくろう

(粕谷 夏基:バイオマス・リサイクル分野)

 化石資源への依存による大気中二酸化炭素濃度の上昇や、それによる地球温暖化が懸念される今、従来の石油プラスチックに代わる新たな材料として再生可能なバイオマス資源が注目されています。そこで、皆さんには実際に木質バイオマスであるセルロースを化学的に改質し、酢酸セルロースのプラスチックフィルムをつくってもらいます。この材料は清浄な水をつくるときに使われる膜の材料として、あるいはカメラのフィルムやテレビの液晶保護膜などとして利用されています。植物から得られるプラスチックがどんなものか自分の手で体験してみましょう。バイオマス資源に興味のある方、参加お待ちしています。



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