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2017 東京農工大学 農学部 環境資源科学科 模擬授業


2017年の模擬授業は7月1日(土) 13:30〜15:00に開催されました。



 環境資源科学科では,今年も模擬授業を以下の要領で開催します。
この機会に東京農工大学の雰囲気と環境科学に関係する授業を少しだけ味わってみませんか?


「大気汚染はなぜ発生するのか? -オキシダント・PM2.5の発生メカニズム-」
(中嶋吉弘先生)

 私たちが住む地球上では様々な環境問題が発生し、その解決方法が常に検討または実証され続けています。大気環境に限って言えば、温室効果気体の増加による気候変動がよく知られているかと思います。今回取り上げる大気汚染も、大気環境問題の重要な課題です。最近ではメディアなどで『PM2.5』が大気汚染の一つのキーワードとして大々的に取り上げられており、皆さんもよく知るところだと思います。そしてもう一つのキーワードに『光化学オキシダント』があります。オキシダント注意報が発令されると、屋外での運動や外出を控え、屋内に入るように言われた方もいるかもしれません。
 私の模擬授業では『PM2.5』と『光化学オキシダント』をキーワードに、そもそもなぜ大気汚染が発生するのか、大気汚染の原因物質はどこから湧き出てくるのか、そして大気汚染問題の解決がなぜ難しいのか、という素朴な疑問を大気化学に加えて大気環境の歴史的な(それほど古くはありませんが)経緯を踏まえながら解説したいと思います。



「バイオエネルギー研究の最前線」
(堀川祥生先生)

 我が国のエネルギー自給率はわずか5%程度であり、そのほとんどが石油・石炭といった化石燃料に依存しています。そして化石燃料は限りがあるエネルギー資源です。したがって今後は次世代のためにクリーン且つまた使える資源、つまり再生可能エネルギーの利用を考えていかねばなりません。
 再生可能エネルギーとして太陽エネルギー、風力エネルギー等も注目を集めていますが、バイオマスは液体燃料や工業原料すなわち有機化合物の炭素供給源となりうることが大きな特徴であり、極めて重要な点でもあります。このバイオマスとは動植物などから生まれた生物資源の総称ですが、地球上に存在するバイオマスの中で圧倒的な量を占めるものは樹木を含めた植物由来です。
 このような背景から、私の模擬授業では植物バイオマスのエネルギー利用の一環としてバイオエタノールについてお話します。その製造工程はもちろんですが、なぜ植物からエタノールを生産できるのか、という疑問を明らかにするため植物バイオマスの本質である細胞壁ならびにその主成分であるセルロースの構造に関しても解説します。また、バイオエタノールの製造において重要な工程となる酵素糖化、つまりセルロースを酵素が分解する様子についても電子顕微鏡写真を用いて紹介する予定です。

植物バイオマスからのエタノール生産



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